年金の手続き

更新日:2017年3月14日

退職すると、年金はどうなるのか?

日本のサラリーマンは在職中、厚生年金(公務員の場合は共済年金)に加入しています。厚生年金(共済年金)に加入している人を、第2号被保険者といいます。この他に、国民年金に加入している人のことを第1号被保険者、第2号被保険者の扶養配偶者のことを第3号被保険者といいます。

第1号被保険者

自営業者、農業者、学生、無職の人で20歳以上60歳未満の人をいう。社会保険の厚生年金に加入しておらず、納付書などにより、自ら国民年金保険料を納付します。

第2号被保険者

サラリーマンや公務員など、厚生年金または共済年金に加入している人のことをいう。所得に応じて保険料が決定し、保険料は給与から天引きされ、会社が納付する。

第3号被保険者

第2号被保険者の配偶者で、年間収入が130万円未満の人をいう。第2号被保険者である配偶者の保険料のみで、本人負担はない。


サラリーマン・公務員などが退職すると、退職日の翌日付けで厚生年金・共済年金は資格喪失されます。つまり第2号被保険者から第1号被保険者に切り替わることになりますので、被保険者本人は、住民地の役所で種別変更を行う必要があります。
(詳しくは国民年金への切り替え


ただし、一定の条件を満たす方であれば、第3号被保険者になることができます。
(詳しくは被扶養者になる条件


※ 社会保険には任意継続がありますが、任意継続は健康保険のみ対象となり、年金については対象外、つまり国民年金か被扶養配偶者になるかの2択ですのでご注意ください。



退職後に年金の切替(種別変更)手続きをしなかったら…


退職後に年金の切り替えを行わなかったらどうなるのか?そのまま年金未加入者という扱いになるのか?


実は、日本には年金未加入者という存在はおらず、20歳以上60歳未満の方なら必ず、第1号・第2号・第3号被保険者のいずれかに属することになっています。


つまり会社を退職した後、年金の切り替え手続きを行わなかったとしても、自動的に第1号被保険者に切り替わっているのです


「それなら、わざわざ切り替えの手続きなんかしなくてもいいのでは?」という疑問が沸いてきますが、手続きが遅れるとその分だけ納付書の交付などにも時間を要してしまいます。もちろん納付書は退職日(正確には退職日の翌日)まで遡って計算されますので、後々、数ヶ月分まとめて請求されるような事態が発生します。


規定上は、退職した日から14日以内に切り替え作業をすることになっていますが、健康保険などと一緒になるべく早めに手続きを行いましょう。